原発事故で帰れなくなった福島県浪江町の沿岸部で、警察官らと一緒に家族の手がかりを捜す遺族会の人たち=2014年3月11日午前10時59分、山崎一輝撮影  東日本大震災発生から3年。東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く福島県浪江町の沿岸部で11日、東日本大震災の行方不明者の家族らでつくる「遺族会」が初の一斉捜索をした。原発事故直後に警戒区域に指定されたため約2年間捜索できず、立ち入り制限が緩和された昨年4月の避難区域再編以降も、家族単位での捜索にとどまっていた。  約5キロ南の第1原発も見える捜索場所は、今は放射線量が比較的低い避難指示解除準備区域で、遺族会のメンバー約70人は長靴やジャンパー、軍手を身につけて参加。木の棒を手に土をかきわけ、手掛かりを捜した。叶谷(かのうや)守久会長は「震災直後に捜してあげられなかった苦しみは今も続いている。自分たちの手で大切な人を捜したい」と話した。