彼岸で墓参りをする人たち。奥はJR女川駅や商店街など新しい町並み=宮城県女川町で、丸山博撮影

 彼岸を迎え、東日本大震災被災地では犠牲者の遺族らが墓参りに訪れている。宮城県女川町の新しい町並みを見下ろす高台の共同墓地でも、多くの人が花を手向け、手を合わせていた。

 墓地からは、盛り土の上に造ったJR女川駅や商店街、漁船の行き交う海が見える。墓石には、「平成23年3月11日」の文字が目立ち、犠牲者の多さを物語っている。

 津波で自宅を流され、姉2人が犠牲になり、夫が同年10月に病死した山川いよ子さん(74)は一人で墓を参り、「子供や孫たちの家族が仲良く幸せに暮らせますように、とお願いした」と話していた。【丸山博】