長野県北部地震から5年に合わせて行われた復興イベントで点灯されたキャンドルを見つめる子どもたち=長野県栄村で2016年3月12日午後6時6分、猪飼健史撮影

 長野県北部地震から5年を迎えた12日、被害が集中した同県栄村のJR飯山線森宮野原駅前で震災復興イベント「灯明祭」が開かれた。築かれた雪山に、灯をともしたキャンドルが子供たちの手で次々と置かれると、「3・12栄村」の文字が浮かび上がった。

 会場や国道沿いに約3000個の光がともり、幻想的な雰囲気に。村の復興の歩みを振り返る映像が流れた。被害があった村内の住宅や農地などはほぼ復旧。一部損壊した木造3階建ての自宅を修復した桑原千恵さん(83)は「5年でよくここまで復興したと思う。ろうそくのきれいな光を見て涙が出そうになった」と笑顔で話した。【安元久美子】