再建された新校舎体育館で行われた卒業式で、卒業証書を受け取る岩手県立高田高の生徒=1日午前、岩手県陸前高田市

 東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県で1日、震災から5年の節目を前に、多くの高校が卒業式を開いた。被災後に建てられた新校舎や避難先で高校生活を送った生徒たちが、門出の時を迎えた。

 震災で壊滅的な被害があった岩手県陸前高田市の県立高田高は、高台に再建された新校舎に移って初めての卒業式を開催した。答辞を読んだ磯谷茉佑さんは「何げない日常の大切さに気付いた学校生活でした。高田高の生徒で良かった」と声を詰まらせた。

 今春卒業の161人は入学時から2年間、約20キロ離れた大船渡市の仮校舎にスクールバスで通学し、昨年4月から再建された新校舎に移った。