ネパール・カトマンズ市内中心部の公園で、ネパール陸軍から救援物資を受け取るため長い列を作る被災者=1日(早坂洋祐撮影)(写真:産経新聞)
【カトマンズ=天野健作】ネパール大地震は、2日で発生から1週間を迎える。1日までに電気や水などインフラ設備が一部復旧し、回復の兆しもうかがえる。しかし、大きな避難所ではテントの数がさらに膨れ上がっており、食糧を求める人たちで長蛇の列ができていた。支援から取り残された場所もあり、救援を望む人が「こちらにも来てほしい」と訴えている。
カトマンズ市内の小さな広場に、地元住民らが畑で採れた野菜や果物を持ち込み、1日、青空市場が姿を見せた。ボリシビ・ビマさん(50)は「みんなが助け合おうという気持ちでいる」。トマトを震災前と同じ値段の1キロ=60ネパールルピー(70円)で売り、サービスの品もたくさん付けていた。