30日正午(日本時間午後3時15分)前、カトマンズ市内の倒壊したビルのがれきの下から救出された少年(岩田智雄撮影)(写真:産経新聞)  【カトマンズ=天野健作】「奇跡だ」。ネパール大地震の発生から約120時間ぶりに、倒壊した建物から15歳の少年が救出された。現場はがれきが積み上がり、余震による2次災害の恐れもある危険な場所。懸命の救出作業に、地元住民からは歓声が沸き上がった。  「ペンバです」。救出に携わったネパール軍関係者によると、少年は同軍の隊員に発見された際、名前をしっかり名乗ったといい、軍関係者は「少年の状態はとてもいい。5日間もよく耐えた」と喜んだ。  少年が発見された現場は「ヒルトンゲストハウス」と呼ばれるロッジの下。10メートル以上もがれきが押し重なる中、コンクリートの下に挟まれたバイクが、およそ1メートルの空間をつくっていた。少年はそこに入り込んでいたという。  救出にはネパール軍のほか、米軍も駆け付けた。米軍救出チームのクリス・ショー氏(28)は「奇跡としかいいようがない。いい隙間があり、少年のいた場所や状態など、さまざまな偶然が重なった。救出チームもいい仕事をした」とたたえ合った。