避難所で遊びながら、楽しそうに話す子どもたち=カトマンズで8日、望月亮一撮影

 【カトマンズ竹内良和】ネパール大地震の発生から9日で2週間。首都カトマンズ中心部のトゥンディケル避難所に、子供たちの元気な声が響いていた。ボランティアとゲームをしたり、テントの周りを走り回ったりしながら、学校の再開を待ちわびている。「これからは小さくても丈夫な家を」「建物が壊れても、山や森があるいい国だよ」。子供たちの夢や誇りは、地震で深く傷付いたネパールの明日につながっている。

 避難所となっているテント群には100人ほどの子供が暮らす。地震後、学校は休みが続き、各テントは狭くて落ち着かない。居場所をなくした子供たちのため、国際NGOや地元ボランティアが少し大きめの専用テントなどを設けた。

 「地震の日からここで暮らしているんだ」。NGOが運営するテントで絵を描いていたナビン・モクタン君(12)は自宅アパートが壊れ、一家3人で避難所に身を寄せる。「ネパールがどんな国になってほしいか」と尋ねると「学校があって、友達がいて、動物もいて、子供が遊ぶところがあるのがいい」と答えた。

 カザル・パンデットさん(10)は「早く学校が始まってほしい。英語とバドミントンがしたい」と願う。4年前、父の仕事の都合でインドから移住した。ネパールの子供たちともすっかり仲良しになり、「大きくなったら女優になるの」と笑みを振りまいた。