ネパールから帰国した自衛隊の医療援助隊員たち(21日午前、羽田空港で)

 ネパールで4月に起きた大地震で、負傷者らの治療にあたっていた自衛隊の医療援助隊が21日、帰国した。

 羽田空港(東京)で報道陣の取材に応じた中川博英隊長は、「被災者はテント暮らしが長く続いている。地面は寒く、6月には雨期に入る。つらい状況だと思う」と現地の様子を語った。

 自衛隊によると約110人の医療援助隊は、4月30日から今月19日までの間、首都カトマンズなどに設置された避難所で、計約2900人を診療した。地震発生直後は、頭部にけがをした人が目立ったが、テント生活の長期化とともに、持病が悪化したり、不眠や下痢を訴えたりする患者が増えたという。中川隊長は、「心配そうに子供を抱えて来る母親もいた。丁寧な診療を心がけた」と語った。