カトマンズ東部の川沿いにある遺体の焼き場。地震後は24時間、遺体を焼く火が絶えることはないという=2015年4月27日午後7時半ごろ、金子淳撮影

 【カトマンズ金子淳】巨大地震で1000人を超える死者が出たネパールの首都カトマンズ。市内東部の川沿いにある火葬場では遺体を焼く炎が絶えず、遺族らが悲しみに暮れていた。27日には各国の救助隊も到着し始めた。「生存者が見つかってほしい」。市民らはようやく本格化の兆しを見せた救助活動に期待を込めた。

 カトマンズ東部を流れるバグマティ川は、聖なる川とされるガンジスの支流の一つ。川岸の数カ所で、絶えることなく白い煙がたなびいていた。

 ネパールに住むヒンズー教徒が利用する火葬場で、遺灰は川にまく。遺族の女性の泣き声が響く中、聖職者の男性がヒンズー教三大神の一つ、シバ神の名前を叫びながら通り過ぎていった。

 対岸から火葬の様子を眺めていたプリトビ・プラサール・ウプレディさん(34)は「地震の後は友人や家族を亡くした人たちが列を作り、火葬場では24時間ずっと遺体を焼き続けている。あってはならないことだ」と沈痛な表情を浮かべた。