27日、カトマンズ市内で最も高い歴史的建造物、ダラハラ・タワー(高さ約60メートル)は倒壊によりがれきと化し、無残な姿をさらしていた (岩田智雄撮影)(写真:産経新聞)  【カトマンズ=岩田智雄】ネパールの首都カトマンズでは大地震の発生から2日たった27日、軍や警察による被災者の救出作業が続き、自宅を追われた多くの住民が屋外でテントを張るなどして避難生活を送っていた。  カトマンズ市内のトゥディケル公園では、数百人がシートをテント代わりに避難生活を送る。家族5人で避難している主婦のシャンティ・K・Cさん(30)は倒壊した建物のがれきで足などを負傷。食料は蓄えでしのいでいるが、「銀行の現金自動預払機(ATM)が使えず現金が底をついてきた。余震が怖くて家には帰れない」という。  公園近くの大学病院は負傷者でごった返していた。病院の担当者によると、27日までに200人以上の遺体が収容され、まだ100人以上が引き取られていない。担当者は、「病院まで来られる負傷者は救えるが、遠方など医師のいない地区が心配だ。各国の援助隊はこうした人々を助けてほしい」と話した。