地震で頭部を負傷した住民の女性(中央)=カトマンズ郊外で2015年4月26日、AP

 25日にネパールで発生した大地震で、日本人の犠牲者も出る中、多くの建物が倒壊した首都カトマンズでは、26日も帰る場所を失った人々が戸外にあふれた。続く余震におびえながら、人々は炊き出しをするなどして助け合って25日夜を過ごした。その後も電気は途絶え、水道は断水したまま。「早急な支援を」。現地の日本人たちが訴えた。【斎川瞳、榊原雅晴】

 カトマンズ北部でネパール人の夫と子供の家族4人で暮らす上乃知子さん(42)は26日、毎日新聞の電話取材に応じ、「電気も止まって水も出ず、食料や飲料水がなくなってきている。衛生状況も心配だ」と現地の窮状を話した。

 上乃さんによると、自宅周辺でも多くの建物が崩れたり、ひびが入ったりし、住民らが家に戻れなくなっている。このため、上乃さん一家は自宅の庭を開放。住民ら30~50人が常時集まっているという。