倒壊した建物のがれきを撤去する市民ら=ネパールの首都カトマンズで2015年4月25日、AP  【ニューデリー金子淳】ネパール中部で25日午前11時56分(日本時間同日午後3時11分)ごろ、マグニチュード(M)7.8の強い地震が発生し、首都カトマンズなどで多くの建物が倒壊した。  ネパールは、海側のインド・オーストラリアプレート(岩板)が陸側のユーラシアプレートの下に沈み込むプレート境界に位置し、ひずみがたまって地震が起きやすい。二つのプレートの衝突によって隆起してできたのがヒマラヤ山脈だ。石川有三・元気象庁地磁気観測所所長(地震学)は「プレート境界で起きた逆断層型の地震だ。今後数カ月は最大でマグニチュード(M)7程度の余震が続く恐れがある」と語った。  一方、現地にも詳しい纐纈(こうけつ)一起(かずき)・東京大地震研究所教授(応用地震学)は「現時点の情報で震央の位置をみると、プレート境界の地震ではない可能性がある。現地は耐震性を考慮していない建物が多いうえ、山岳地帯で地滑りも起きやすく、かなりの被害が懸念される」と指摘した。