シャッターが軒並み閉まっているタメル地区の商店街。奥ではホテルの倒壊現場で救助作業が続いていた=ネパール・カトマンズで2015年4月30日午後1時15分、竹内良和撮影

 【カトマンズ竹内良和】ネパールを襲った大地震の影響で、首都カトマンズの商店街は30日も大半の店がシャッターを下ろしたままだ。世界中から旅行者が集まるネパール屈指の繁華街、タメル地区も例外ではない。

 「早く仕事がしたいんだ」。おじが経営する登山用品店を手伝うアッシム・ライさん(18)は、店先でひたすら客を待っていた。通常、この時期は登山シーズンで、地区には世界中から旅行者が集まる。だが、地震発生から5日たっても、開けている店はこの登山用品店など1割ほどだ。アッシムさんは「みんな田舎に帰ったり、建物が崩れるのを怖がったりして店に戻って来ない」とつぶやく。

 「たまにお客が来ても、銀行が閉まっているから高い買い物はしてくれないんだ」。そう苦笑し、閑散とした通りを見つめた。