ネパールの地震に伴いエベレストのベースキャンプで発生した雪崩の雪煙(2015年4月25日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】4月25日にネパール地震が発生したとき、AFP南アジア地区の写真主任ロベルト・シュミットとカトマンズ支局長のアム・カナンピリは、ちょうど取材でエベレストのベースキャンプに到着したところだった。ネパールで5000人以上が死亡した地震はこの山ですさまじい雪崩を引き起こし、少なくとも18人が死亡。2人のAFP特派員も九死に一生を得た。

 私たちは9日間のトレッキングの末、ベースキャンプに到着したところだった。きつい行程で、体への負荷は計り知れなかったが、まさに息をのむような素晴らしい場所だった。一通り写真を撮影し、自分たちのテントを探しに行こうとしたときだった。まだ到着してから10分も経っていなかったが、轟音がうなるのを感じた。アムに「これは何? 」と聞かれた。私は地面が動いている、雪崩だと答えた。

 コロンビアで育った私は小さな地震には慣れていたが、ここまで大きな音を聞いたことはなかった。テントを抜け出した私たちは、その恐ろしい音を聞いた。電車が迫ってくるような音だったが、地下深くから響いてくる、ものすごく強力な音だった。あたりは曇り、アムがテントの中に入ると左手に突然、轟音とともに大きな波が見えたのを覚えている。「何てことだ! 」