24日未明に イタリア中部で起きたM6.2の地震で、ロイター通信は25日午後、死者が少なくとも250人に達したと伝えた。写真はアマトリーチェで、地震により倒壊したホテルで救助活動に当たる救急隊員ら

 【アマトリーチェ(イタリア中部)時事】24日未明にイタリア中部で起きたマグニチュード(M)6.2の地震で、ロイター通信は25日午後、死者が少なくとも250人に達したと伝えた。

 発生から丸1日以上が経過し、がれきの下に今も閉じ込められている被災者の捜索活動が進む中、犠牲者の数は増え続けている。

 米地質調査所によると、24日の地震の震源に近い中部ノルチャ近郊では25日早朝、M4.7の地震があった。現地では余震が続き、地元メディアによれば、多くの住民が屋外に避難して夜を明かした24日深夜から25日未明にかけて、体に感じるほどの余震は約60回に達したという。

 英BBC放送によれば、被災地アマトリーチェなどでは4000人を超える救助隊員らが夜を徹して行方不明者の捜索活動を継続。地震発生から17時間が経過した24日夜、10歳の少女を救出した。依然生き埋めになっている人にも生存の可能性があるとみて、捜索を急いでいる。

 救助隊員の男性は25日、ドイツのテレビに対し、「救助犬ががれきの下にいる人を何人も見つけている」と説明。機材が足りず、救出は思うように進んでいないといい、「やらなければならないことが山積している。長い1日になる」と語った。

 被災地は山間部にあり、多くの道が寸断されているため、救助隊員らの移動が困難なのも事実。点在する倒壊家屋の確認にまで手が回らず、一部被災者から憤りの声が上がっている。

 地震で家を失った人の数は2000人以上に上るとも言われている。当局は各地に避難所を開設。住民が損傷した自宅にとどまり、余震の被害に遭うことのないよう呼び掛けている。