ニュージーランド南島の東岸に位置するオハウポイント近くで、土砂崩れの被害を受けた幹線道路(2016年11月14日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】(写真追加)ニュージーランド14日未明、マグニチュード(M)7.8の地震が発生し、少なくとも2人が死亡した。津波警報が発令され、沿岸部の住民は避難した。

 夜が明けて、被災地の状況が少しずつ明らかになり始めた。同国南島(South Island)では、土砂崩れのために一部遠隔地域へのアクセスが断たれた他、電話線も寸断している。その間、強い余震が数時間にわたり続いた。

 同国のジョン・キー(John Key)首相は本震発生から7時間後、2人の死亡を確認。今後、犠牲者の数が増える恐れもあると述べた。

 警察当局は現在、南島の都市クライストチャーチ(Christchurch)から北に150キロ事故現場への到達を試みている。もう1人の犠牲者は付近の漁村カイコウラ(Kaikoura)で歴史的建造物が倒壊した際に巻き込まれたという。

 キー首相は、通信関連の問題により情報の入手が困難であるとしながら、「現時点では、犠牲者についての詳細を公表することは不可能」と述べた。また被災地にヘリコプターが向かっており「被害の状況が分かり次第、次の対策を講じることができる」とした。

 地震発生直後には、南島沿岸と北島東岸で津波警報が出され、警察と緊急救助隊が地域の各家を回って避難を促した。

 同国の緊急管理体制を担当する民間防衛省は当初、最大5メートルの「破壊的な津波」の発生する恐れもあると警報を発令。最初の津波は約2メートルを観測した。地震発生から4時間後、同省は警報のレベルを引き下げたが、まだまだ予断を許さない状況とした。