特定失踪者の救出を訴え、署名活動を行う田口八重子さん(拉致被害者)の兄、飯塚繁雄さん(中央)ら=7日、東京都新宿区(小野淳一撮影)(写真:産経新聞)

 ■「光差してきた」「声あげ泣いた」

 日朝両政府が合意した拉致被害者らの再調査で、拉致の可能性が排除できない特定失踪者が調査対象に盛り込まれ、家族の期待が高まっている。これまで個別の特定失踪者について日朝交渉で取り上げられることはあったが、全体が対象となるのは初めて。特定失踪者の家族らは7日、東京・新宿で署名活動を実施し、特定失踪者を含むすべての被害者救出を訴えた。

 「特定失踪者にも光が差してきた。(認定被害者と)同時並行で特定失踪者について強力に全員調べてほしい」

 北朝鮮が拉致を初めて認めた平成14年の日朝首脳会談後、支援組織「救う会」には行方不明者の家族らから、「自分の家族も拉致ではないか」との相談が相次ぎ、翌年に特定失踪者問題調査会が発足した。