拉致被害者家族が内閣府で山谷えり子拉致問題担当相と会談。大臣室で山谷氏(右)の出迎えを受ける横田早紀江さん(中央)。左は横田滋さん=8日、東京都千代田区(撮影・大橋純人)(写真:産経新聞)

 北朝鮮による拉致被害者の家族らは8日、東京都千代田区の内閣府で、山谷えり子拉致問題担当相と面会した。田口八重子さん=拉致当時(22)=の兄で家族会代表の飯塚繁雄さん(76)は拉致被害者らの再調査について、「(北朝鮮が主張する)8人の死亡をどう覆すかがカギ」と指摘。山谷氏は「北朝鮮が不誠実な対応をした場合、すぐに全員を帰すよう求める」と述べた。

 家族によると、山谷氏は面会で、再調査報告に関し、「報告をそのまま公表することはできない」と述べ、精査した上で内容を公表する方針を示した。面会後、取材に応じた横田めぐみさん=同(13)=の母、早紀江さん(78)は北朝鮮の報告内容が不十分だった場合、「外務省だけなく、国民が一つになって決めてほしい」と求めたことを明らかにした。