北朝鮮との拉致被害者に対する再調査が決まり報道陣の質問に答える有本恵子さんの両親、明弘さん(左)と嘉代子さん=29日午後7時58分、神戸市長田区の自宅(頼光和弘撮影)(写真:産経新聞)

 拉致被害者、田口八重子さん=拉致当時(22)=の兄で家族会代表の飯塚繁雄さん(75)は「今までにない具体的な結果が出た。解決のきっかけができたと歓迎している」と評価した。日本側が独自の制裁措置の解除方針を示した点は「協議をつなげるためには仕方ない。約束がほごにならないよう期待を持って注視する」と冷静な受け止め方だった。

 有本恵子さん=同(23)=の母、嘉代子さん(88)は「すぐに応じてくれるとは思わなかった。政府の方がきちんと言うべきことを言ってくれたのだと思う」と喜んだ。

 市川修一さん=同(23)=の兄、健一さん(69)は「昨日まで協議継続との知らせに落胆していたが、再調査の開始を約束したと聞き、これをチャンスと前向きにとらえたい」。