「戦没船員の碑」で供花される天皇、皇后両陛下=神奈川県横須賀市の観音崎公園で2015年6月10日午後0時15分(代表撮影)

 天皇、皇后両陛下は10日、神奈川県横須賀市の観音崎公園であった第45回戦没・殉職船員追悼式に出席された。追悼式は、太平洋戦争で犠牲となった6万人を超える商船や漁船の船員を慰霊するため日本殉職船員顕彰会が1971年から毎年開催。両陛下は1回目の式典をはじめ折に触れて供花に訪れている。

 追悼式には遺族や関係者ら約650人が出席。黙とうの後、両陛下は「戦没船員の碑」の碑文石の前に進み出て、献花台に白菊を供花し黙礼した。天皇陛下は同顕彰会の宮原耕治会長に「ご遺族が高齢になる中、会をしっかりと続けてほしい」などと話したという。

 両陛下は昨年、戦後70年を前に沖縄、広島、長崎で戦没者を追悼。今年4月にパラオを訪問し、5月には東京大空襲の犠牲者らの遺骨を納める東京都慰霊堂で供花した。宮内庁は一連の訪問を「慰霊の旅」と位置づけている。【真鍋光之】