民家の除染作業を視察される天皇、皇后両陛下(13日午後、福島県川内村で)=菅野靖撮影

 天皇、皇后両陛下は13日、福島第一原発事故の影響で一時全村避難となり、現在、住民の帰還が徐々に進む福島県川内村を日帰りで訪問、除染作業を視察後、帰村した住民を見舞われた。

 今回の訪問は、避難先から被災地に戻った人々の暮らしを気遣う両陛下のお気持ちを受け実現した。両陛下は第一原発から約25キロの地区にある民家3軒で、高圧水流で家の壁を洗浄したり芝生を深く刈り込んだりする除染の様子を見て回り、作業員をねぎらわれた。除染後の家の庭では、除染前より空間の放射線量が50%近く下ったことなどを線量計の数値で確認された。

 その後、旧警戒区域に住居があった97人が暮らす応急仮設住宅を訪問、出迎えた住民一人一人に「何か所も避難して大変でしたか」などと声をかけられた。