ニューデリー近郊の農村を訪れ、花吹雪の歓迎を受ける若き日の天皇、皇后両陛下=1960年12月

 天皇、皇后両陛下が30日からインドを公式訪問するに当たり、宮内庁は28日、天皇陛下の感想を記した文章を公表した。天皇陛下は、IT産業など各分野で発展が著しいインドと日本との間で「理解を更に深める機会となることを期待しています」と記した。

 両陛下は、皇太子夫妻時代の1960年11月に昭和天皇の名代としてインドを公式訪問。その後、各国訪問の途中に立ち寄るなどしたことはあるが、公式訪問としては53年ぶりの再訪となる。当時はお二人とも26歳で、現在の皇太子さまが誕生したばかりだった。

 天皇陛下は感想の文章の中で、当時の大統領らと会った思い出に触れ、皇后さまが学生時代にネルー首相が記した「父が子に語る世界歴史」を読んでいたことから、「ネルー首相との会話は非常に心に残ることであったと思います」「歴史や文化に触れ、インドへの理解を深めることができました」などと振り返った。