広島市安佐南区の土砂災害現場で一礼される天皇、皇后両陛下=3日午後

 天皇、皇后両陛下は3日、羽田発の特別機で広島県入りし、8月に74人が亡くなった広島市の土砂災害の現場を視察、被災者にお見舞いの言葉を掛けられた。

 犠牲者のうち最も多い52人が亡くなった安佐南区の八木地区にある災害現場で黙とう。住宅の基礎だけが残り、山肌がえぐられた様子を見ながら担当者の説明に聞き入った。

 引き続き近くの公民館で被災者と懇談し、土砂災害が起きた時の状況や、家族を亡くした被災者の悲しみに耳を傾けた。11歳と2歳の息子2人を失った平野学さん(39)に天皇陛下は「残念なことでした。寂しいことでしょう」といたわった。