晩餐会でパラオ、ミクロネシア連邦、マーシャル諸島の大統領夫妻と乾杯される天皇、皇后両陛下(8日午後8時9分、パラオ・コロール島で)=関口寛人撮影

 【コロール(パラオ)=太田雅之】天皇、皇后両陛下は8日午後、戦後70年の「慰霊の旅」で、初めて西太平洋のパラオに入られた。

 9日には日米合わせて約1万2000人が戦死した激戦地ペリリュー島で慰霊される。8日夜に開かれたパラオ政府主催の歓迎晩餐会(ばんさんかい)では、天皇陛下が「パラオの地において、先の戦争で亡くなったすべての人々を追悼し、遺族の歩んできた苦難の道をしのびたいと思います」と慰霊への思いを語られた。

 両陛下は8日昼前、東京・羽田をチャーター機で出発し、午後4時頃、パラオに到着。レメンゲサウ大統領夫妻の出迎えや地元小学生の歓迎を受けられた。

 宮内庁によると、空港で大統領は、ペリリュー島での日本兵の遺骨収集を加速するため、封鎖されている200近い壕(ごう)を順次開放すると伝えた。天皇陛下は「遺族が大変感謝すると思います」と話されたという。