仮設住宅を訪れ、住民に声をかける天皇、皇后両陛下=岩手県陸前高田市で2013年7月5日午後2時26分、代表撮影

 天皇、皇后両陛下は5日、東日本大震災の被災地、岩手県陸前高田市を訪れ、市立第一中学校の校庭に建てられた仮設住宅の被災者を励ました。津波で夫(当時66歳)と妹(同57歳)を亡くした菊田ヒロ子さん(65)に、天皇陛下が「大変でした。寂しくなりましたねえ」と声を掛けると、菊田さんは「ここで皆さんに助けてもらっています」と答えた。

 両陛下はこの日、同県大船渡市も訪問し、震災がれきを再利用してセメントを生産している太平洋セメントの工場を視察。移動中には、陸前高田市の海岸沿いに復元された「奇跡の一本松」を車窓から眺めた。同日夜、東北新幹線の臨時列車で帰京した。