小桜の塔で供花される天皇、皇后両陛下(27日午前、那覇市で)=代表撮影

 沖縄県を訪問中の天皇、皇后両陛下は27日午前、太平洋戦争中に撃沈された学童疎開船・対馬丸の慰霊碑「小桜の塔」(那覇市)を初めて訪れ、供花された。

 今年は沈没70年の節目で、両陛下が慰霊を希望された。

 小桜の塔は、戦没学童慰霊のため1954年に建立され、そばには対馬丸犠牲者の名前を刻んだ石碑もある。スーツにネクタイ姿の天皇陛下は、皇后さまとともにゆっくりと塔の前に進み、深く一礼した後、白菊の花を供えられた。

 続いて10年前に開館した対馬丸記念館を訪問。学童らの遺品を見て回り、遺族らとも面会された。

 対馬丸は1944年8月22日、那覇から長崎に向かう途中、鹿児島県の悪石島沖で米潜水艦の魚雷を受けて沈没。学童780人を含む少なくとも1482人が死亡した。