パラオから帰国された天皇、皇后両陛下(9日午後9時19分、羽田空港で)=前田尚紀撮影

 【ペリリュー(パラオ)=沖村豪、太田雅之】天皇、皇后両陛下は9日、戦後70年の「慰霊の旅」として太平洋戦争の激戦地、西太平洋のパラオのペリリュー島で戦没者を慰霊し、同日夜に帰国された。

 日米両軍で約1万2000人が戦死した同島では、日本と米国のそれぞれの慰霊碑に供花された。10年越しで願い続けたパラオ慰霊を実現させ、平和への思いを新たにされた。

 両陛下は同日午前、宿泊先の海上保安庁の大型巡視船「あきつしま」からヘリコプターで同島に入られた。島の最南端に立つ日本政府の「西太平洋戦没者の碑」の供花台に、日本から持参した白菊の花束を供えた後、静かに深く黙とうをささげられた。

 さらに、南西の方角に見えるアンガウル島に向かって黙礼された。同島でも、約1100人の日本守備隊が玉砕している。