兵庫県災害医療センターで、災害派遣医療チーム(DMAT)の活動について説明を受けられる天皇、皇后両陛下(16日午後、神戸市中央区で)=長沖真未撮影

 阪神大震災から20年の追悼式典に出席するため、兵庫県入りされた天皇、皇后両陛下は16日、同県災害医療センター(神戸市中央区)で、大地震を想定した訓練を視察された。

 同センターは大震災の教訓を踏まえ、2003年に設立。被災地や負傷者の情報を収集し、医療チーム派遣を調整する司令塔になる。

 両陛下は、他の医療施設と連絡を取りながら負傷者の転送先を決める作業や重傷患者の処置を見学。「このようなことは(他の被災地でも)何回かされているのですか」と質問された。

 救急部の甲斐聡一郎医師(32)が13年のフィリピン台風災害の被災地などに駆けつけたことを説明すると、陛下は「フィリピンはレイテ島ですか」「ハイチもひどい地震でした」などと応じ、「ご苦労さま。これからもよろしくね」とねぎらわれた。