「太陽の家」で2020年東京パラリンピック出場を目指すボッチャの木谷隆行選手と懇談される天皇、皇后両陛下=大分県別府市で2015年10月4日、野田武撮影

 大分県を訪問していた天皇、皇后両陛下は4日、障害者の自立を支援している同県別府市の社会福祉法人「太陽の家」の創立50周年記念式典に出席された。施設内のトレーニングルームでは、パラリンピック出場を目指す選手らを激励し、天皇陛下は卓球選手とプレーした。両陛下は同日夕、特別機で帰京した。

 太陽の家は1965年、障害者に働く機会を提供し、自立を支援するために設立された。創設者の中村裕氏(84年死去)は、64年の東京パラリンピック開催に尽力した医師で、日本の障害者スポーツの発展に貢献した。皇太子時代に同大会名誉総裁を務めた天皇陛下や、皇太子妃だった皇后さまと親交があったという。

 両陛下は式典で、太陽の家の活動を振り返るスピーチを聞いた後、パラリンピック出場を目指す卓球やパワーリフティングなどの選手らと面談した。天皇陛下は、式典のスピーチで2020年東京パラリンピックで金メダルを目指すと話した卓球の宿野部(しゅくのべ)拓海選手(23)に「ちょっとやりましょうか」と声をかけてラリーを楽しんだ。【高島博之】