精密検査のため東大病院に入られる皇后さま=9日午後、東京都文京区
皇后さま(80)は9日午後、血管が細くなって心臓に血液が十分に行き届かなくなる「心筋虚血」が疑われるため、東京都文京区の東大病院で精密検査を受けられた。天皇陛下も病院を訪れ、皇后さまと共に検査結果を聞く。
皇后さまが受けたのは「冠動脈CT検査」で、心臓につながる冠動脈と呼ばれる血管がどの程度狭くなっているかなどを調べた。宮内庁は検査結果を踏まえて、今後の治療方針を検討する。
宮内庁によると、皇后さまは6月末から日常生活の中で、胸に「重いずんとする痛み」を訴えるようになった。当初は1週間に数回の頻度だったが、最近は1日に何回か起きるようになった。