避難生活が続く葛尾村役場三春出張所に到着された天皇、皇后両陛下(16日午後、福島県三春町で)=源幸正倫撮影

 天皇、皇后両陛下は16日、東日本大震災から5年の復興状況などを視察するため、福島県に入られた。

 東京電力福島第一原発事故で全村避難中の葛尾村が役場機能を置く三春町を訪問し、仮設住宅などで避難生活を続ける村民と懇談された。

 避難指示が続く葛尾村では2月1日現在、1374人が県内、99人が県外に避難し、三春町には803人が暮らしている。両陛下は16日午後、村民ら約300人の出迎えを受けて同町内の村役場出張所に到着。出張所内で5人の村民代表と懇談し、生活の状況や帰還への思いなどを聞かれた。

 懇談後、天皇陛下は参加者に「苦労も多かったと思いますが、よりよい地域が作られていくことを願っています」と声をかけられた。