ひめゆりの塔への献花を終えられた両陛下 / 時事通信

歴代初となる沖縄訪問
1993年4月、天皇陛下は歴代天皇として初めて沖縄を訪問。ひめゆりの塔や沖縄平和記念堂に足を運ばれ、遺族らと面会された。

沖縄戦の激戦地に建てられた沖縄平和記念堂での挨拶では、沖縄の人々の苦労をねぎらうとともに、平和への思いを口にされた。

「先の戦争では実に多くの命が失われました。なかでも沖縄県が戦場となり、住民を巻き込む地上戦が行われ、20万の人々が犠牲となったことに対し、言葉に尽くせぬものを感じます。ここに、深く哀悼の意を表したいと思います。

戦後も沖縄の人々の歩んだ道は、厳しいものがあったと察せられます。そのような中で、それぞれの痛みを持ちつつ、郷土の復興に立ち上がり、今日の沖縄を築き上げたことを深くねぎらいたいと思います。

今、世界は、平和を望みつつも、いまだに戦争を過去のものにするに至っておりません。平和を保っていくためには、一人一人の平和への希求とそのために努力を払っていくことを、日々積み重ねていくことが必要と思います」