葉山御用邸を出て、集まった沿道の人たちに手を振られる天皇、皇后両陛下(14日午後、神奈川県葉山町で)=林陽一撮影

 「生前退位」の意向を持たれている天皇陛下が、加齢による体力面の問題でこれまで通りの活動を続けることが難しくなるなか、退位という考え方に関心を示されていたことが、関係者の話でわかった。

 海外の例も含めた退位について周囲に考えを述べられたこともあり、宮内庁は、陛下が納得できる形で公務を果たされているうちに、皇太子さまに地位を譲ることができるよう準備を進めてきた。象徴天皇制は国民の総意に基づくことから、同庁は、今後の公務に対するあり方について、陛下が思いを伝えられることについても検討している。