フィリピンのアキノ大統領の見送りを受け、マニラを出発される天皇、皇后両陛下=30日(共同)
【マニラ共同】国交正常化60周年の友好親善を主な目的とし、歴代天皇として初めてフィリピンを公式訪問していた天皇、皇后両陛下は30日、首都マニラのニノイ・アキノ国際空港から、政府専用機で帰国の途に就かれた。両陛下は滞在中、日本とフィリピン双方の慰霊碑で戦没者を追悼し、平和への願いを示す旅となった。
この日のマニラは晴天が広がり、天皇陛下は搭乗する前、見送りのアキノ大統領と笑顔で何度も握手を交わし、別れを惜しんでいた。
両陛下は国賓として招かれ、26日から4泊5日の日程で滞在した。