「第32回全国豊かな海づくり大会」放流会場で、ハーレーをご覧になる天皇、皇后両陛下=沖縄県糸満市で2012年11月18日午前11時39分、三村政司撮影

 天皇、皇后両陛下は18日、沖縄県糸満市で開かれた第32回全国豊かな海づくり大会の式典に出席した。同大会作文コンクールで大会会長賞を受賞した同県豊見城(とみぐすく)市立座安小3年、赤嶺智春(ともはる)君(8)が、受賞作品「じいちゃんのパレード」を読み上げると、両陛下は大きな拍手を送った。

 同大会での漁船パレードを楽しみに準備していた漁師の祖父、大城栄助さん(当時69歳)が、今年3月にがんで亡くなり、パレードに参加できなくなったという内容。赤嶺君ははっきりとした口調で朗読した。

 母の孝子さん(43)によると、式典終了後、天皇陛下は赤嶺君に「作文上手でしたね」と声を掛け、皇后さまは「おじいさんはすてきな思い出を残してくれましたね」と話したという。赤嶺君は「少し緊張したけど、頑張りました。自分では95点です」と笑顔で話した。

 両陛下は引き続き、糸満漁港を訪れ、小舟を手でこいで競う漁師の祭り「糸満ハーレー」を見学し、タマンとミーバイの稚魚を放流した。【真鍋光之】