飯舘村と川俣町の住民たちに声をかけられる天皇、皇后両陛下(22日午後、福島県川俣町の飯舘村立小学校で)=菅野靖撮影  天皇、皇后両陛下は22日、福島県飯舘村の居住制限区域に入り、精密部品工場「菊池製作所福島工場」を視察された。  東日本大震災後の福島県訪問は3回目で、同区域に入られるのは初めて。  同区域内では原則宿泊できないが、一部事業所の操業は認められており、同工場の従業員の多くも福島市などの避難先から通勤している。  両陛下は、この工場で作られた部品が使われているスマートフォンを手に取ったり、村外への避難を余儀なくされた女性従業員を「頑張って下さいね」とねぎらったりしながら工場内を見て回られた。放射線量の高低を色分けして「可視化」するガンマカメラが、数メートル先のバケツに入った汚染土を感知する場面も観察、天皇陛下は「こういうものができると除染が効果的にできるでしょうね」と、熱心に質問された。