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英空軍ユーロファイター・タイフーン戦闘機、三沢基地に到着

英空軍ユーロファイター・タイフーン戦闘機、三沢基地に到着

三沢基地に降り立ったユーロファイター・タイフーン戦闘機の1番機。ヘルメット姿の英空軍第2飛行隊長・エリオット中佐(左)が整備員と握手=22日午後6時53分(撮影・斉藤光政)

 航空自衛隊と英空軍との初の日英共同訓練「ガーディアン・ノース16」に参加する英空軍のユーロファイター・タイフーン戦闘機4機が22日夜、三沢基地に到着した。タイフーンと同基地のF2戦闘機4機程度、千歳基地(北海道)のF15戦闘機4機程度が24日から、三沢基地周辺の青森県太平洋側および日本海側の空域で、防空戦闘を中心とした共同訓練を行う。
 空自が、米国以外の国との共同訓練を国内で実施するのは初めて。タイフーンの日本飛来も初。
 当初は21日に到着予定だったが、悪天候のため22日に順延となった。4機は同日正午(日本時間)にマレーシアを出発。4、5回の空中給油を繰り返しながら午後6時半すぎ、暗がりの三沢基地の滑走路に着陸した。
 同基地の空自隊員約100人が参加した歓迎式典では、同基地司令の今城弘治空将補が「両者の隊員が戦術、技量を高め合える」とあいさつ。1番機パイロットを務めた英空軍第2飛行隊長のロジャー・G・エリオット中佐は「日本では素晴らしい体験ができ、より深い友情、友好を築いていけると確信している」と応じた。
 空自はタイフーンの到着場面と式典を報道関係者に公開。全国から二十数社約50人が参加し、関心の高さをうかがわせた。
 訓練では領空侵犯に対応する防空戦闘をはじめ、異機種格闘戦、対艦攻撃訓練などを行う。実弾は使用しない。タイフーン4機はいずれも11月5日に撤収する予定。
 英空軍はタイフーンを130機保有しており、このうち80機が実戦任務に就いている。三沢基地に到着した4機は、スコットランド・ロッシーマウス基地の第2飛行隊所属。アラブ首長国連邦(UAE)やインドを経て、マレーシアで軍事演習に参加していた。日本からの撤収後は韓国に向かう。

◇ユーロファイター・タイフーン戦闘機
 英国、ドイツ、イタリア、スペインが共同開発した新鋭戦闘機。2003年に運用を始め、これら4カ国に加えてオーストリア、サウジアラビアなど計6カ国で約400機が配備されている。最大速度マッハ2、航続距離約3千キロ。
 三角形のデルタ翼と機首部分にカナードと呼ばれる小さな前翼を備えた独特のスタイルが特徴で、加速や旋回など機動性に優れる多目的戦闘機とされる。
 主要開発社の英BAEシステムズは「(米国製でステルス性能が高いF22に次いで)世界で2番目に強い戦闘機」と呼び、日本のFX選定では米国製のF35と並んで有力候補の一つだった。