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御嶽山噴火 偵察に向かう自衛隊のヘリコプター

御嶽山噴火 偵察に向かう自衛隊のヘリコプター

御嶽山に偵察に向かう自衛隊のヘリコプター=6日午後、長野県王滝村(蔵賢斗撮影)(写真:産経新聞)

 9月27日の噴火により51人が亡くなった御嶽山(おんたけさん)。6日の捜索も中止となり、行方不明者を捜す作業は進んでいない。「早く家族の元に届けたい…」と話すのは、犠牲者の遺体の状況を確認し死因を特定する検視に立ち会ってきた長野県木曽医師会の奥原佐(たすく)医師(65)だ。ほとんど損傷がない遺体、携帯電話を握りしめたままの遺体…。登山客の変わり果てた姿にやりきれない思いを抱える中、奥原氏は犠牲者と懸命に向き合っている。

 「対策会議をするので来てほしい」。噴火翌日の9月28日早朝、県立木曽病院の院長から奥原氏に連絡があった。自らが営む診療所は山頂から約30キロ。噴火はニュースで知っていたが、実感はなく、奥原氏は「こんな大災害になるとは思わなかった」と振り返る。

 対策会議では同医師会として検視に計11人の医師の派遣を決定。奥原氏らはすぐに木曽町の旧上田小学校で検視に立ち会った。

 昭和54年の御嶽山の噴火時に木曽病院に勤務していたが、その際はけが人はおらず、奥原氏は「これほどの大惨事は経験したことがなく、想像もつかなかった」と語る。

 山頂付近から運ばれた登山客はいずれも灰に覆われていた。全身に無数の打撲痕や複数の骨折がみられる登山客も多く、ほとんどの死因は噴石が当たったことによる外傷性ショック死とみられ、自然の威力を目の当たりにした。