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海上自衛隊、フィリピン海軍と捜索救難訓練でP-3C派遣

海上自衛隊、フィリピン海軍と捜索救難訓練でP-3C派遣

23日、フィリピン南西部パラワン島で、海上自衛隊P3C哨戒機の前で比海軍航空隊のルマワグ司令官と握手する浜野2等海佐(中央)=田村充撮影

 海上自衛隊とフィリピン海軍は23日、南シナ海のスプラトリー(南沙)諸島に近いパラワン島で、海自のP3C哨戒機を投入した初の共同訓練を行った。

 中国が南シナ海で一方的な岩礁埋め立てなどを行う中、日本とフィリピンは、防衛協力による連携強化で中国をけん制する動きを示した。

 【プエルトプリンセサ(フィリピン・パラワン島)=向井ゆう子】23日午前5時半過ぎ。ジャングルに囲まれたパラワン島プエルトプリンセサの基地に延びる滑走路。海自隊員14人に近づいてきた比軍の将校ら3人は、初めて乗る海自のP3C哨戒機の前で緊張した面持ちだった。握手をして乗り込むと、同機はすぐに飛び立った。行く先は80~180キロ・メートル西方、南シナ海・スプラトリー諸島近くの公海上空。警戒監視能力に優れる海自P3Cの「南シナ海デビュー」を両国関係者が見守った。

 約3時間、遭難した船の捜索を想定した飛行訓練を実施。着陸直後に再度離陸する「タッチ・アンド・ゴー」の訓練も終えた。指揮官を務めた浜野寛美2等海佐が「どうだった」と声をかけると、将校らは大きくうなずいた。潜水艦の探知にも優れたP3Cの高度な哨戒能力に圧倒されたようだ。緊張は解け、友好的な雰囲気に包まれた。