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海上自衛隊の最新鋭国産哨戒機P-1

海上自衛隊の最新鋭国産哨戒機P-1

海上自衛隊の厚木航空基地に配備されたP1哨戒機=平成23年3月、神奈川県綾瀬市(松本健吾撮影)(写真:産経新聞)

 アジア太平洋地域で米軍の行動を阻む「接近阻止・領域拒否(A2/AD)」戦略を進める中国軍にとって、欠かせない装備が潜水艦だ。相手に気付かれることなく近づき、魚雷1発で空母を沈めることができる潜水艦は「弱者の兵器」とも呼ばれる。

 そんな中国潜水艦をいち早く発見し、自由な行動を封じ込める役割を担うのが海上自衛隊の最新鋭国産機のP1哨戒機だ。P3C哨戒機の後継機として開発され、約70機を配備する予定。海自は今年3月末時点で10機を保有している。

 実用機としては初めてフライ・バイ・ライト・システムを採用した。パイロットから方向蛇などに操縦信号を伝える際、電線ではなく光ファイバーを通して行う。多種多様な電子機器を積み込む哨戒機でも電磁波の影響を受けることなく運用することができるようになった。

 巡航高度はP3Cの約1・3倍で、気象状況に左右されずに現場に到達することが可能だ。また、巡航速度が1・3倍、航続距離は1・2倍。素早く活動現場にたどり着き、より長い時間をかけて警戒監視活動に当たる。

 米海軍のジョセフ・ムロイ中将は2月27日の米下院軍事委員会海軍力小委員会で、中国海軍の潜水艦の数が米軍を上回ったとの見方を示した。ムロイ氏は、中国潜水艦の能力が米国より劣っているとも付け加えたが、近年急速にその能力を向上させていることも事実だ。