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航空自衛隊のF-2戦闘機

航空自衛隊のF-2戦闘機

「将来戦闘機」への代替が想定される航空自衛隊のF2戦闘機【時事通信社】

 将来戦闘機の検討作業はX-2の開発と同時並行で進められ、実用化時点で期待される性能を反映したデジタルモックアップ(仮想模型)を順次作成し、それをX-2の開発にフィードバックさせている。14年度現在の構想では、20年程度の開発期間をかけ、(1)諸外国よりもハイレベルなステルス性能(2)敵国のステルス機を発見可能な高性能レーダー(3)小型軽量の高出力エンジン―などの開発を目指すとしているが、現状ではいずれも実現のめどは立っていない。

 もちろん、日本には電波吸収素材や半導体、エンジンに必要な耐熱素材などの分野で最先端の技術があり、将来戦闘機に必要なパーツを開発できる可能性は高い。ただ、実用機の開発までには少なくとも5000億~8000億円の経費が掛かるとされ、どのようにして資金を調達するかが、構想実現のカギになる。

 最も高いハードルになりそうなのが高性能エンジンの開発だ。将来戦闘機構想では推力が15トン程度の出力を想定しており、X-2に搭載されたXF5-1エンジンの3倍のパワーを生み出しながら、戦闘機に2基搭載できるサイズを実現するには、膨大な資金が必要になる。戦闘機用のエンジンは、他の機種に転用することが難しく、開発に要したコストが当該機種の調達価格にそのまま跳ね返ってしまう。そのため、将来戦闘機を実現させる過程では、参加国が応分のコスト負担を行う国際共同開発を含め、資金を調達する方法を模索する必要がありそうだ。