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航空自衛隊の早期警戒管制機E-767

航空自衛隊の早期警戒管制機E-767

E767早期警戒管制機(航空自衛隊提供)(写真:産経新聞)

 日米両政府が4月27日に発表した新たな「日米防衛協力のための指針(ガイドライン)」では、中国を想定した文言が数多く盛り込まれた。その1つが次の一文だ。

 「自衛隊は、航空機および巡航ミサイルによる攻撃に対する防衛を含むが、これに限られない必要な行動をとる」

 改定前の旧ガイドラインには「巡航ミサイル」という文言はなかった。今回のガイドライン改定の背景となった「安全保障環境の変化」を象徴するのが中国の巡航ミサイルといえる。

 中国にとって巡航ミサイルは、米軍の展開を阻む接近阻止・領域拒否(A2/AD)戦略の「中核をなすもの」(海上自衛隊関係者)と位置付けられている。台湾や日本はおろか、米領グアム、オーストラリアのダーウィン、インド洋の英領ディエゴガルシアも射程に収めているとされ、米国防総省は5月8日に発表した年次報告書で、中国の巡航ミサイルと弾道ミサイルの能力向上に警鐘を鳴らした。

 巡航ミサイルは低空飛行するため、水平線の向こう側の捕捉能力に欠ける地上レーダーでは早期発見が難しい。このため、巡航ミサイル防衛で中心的な役割を担うのが、航空自衛隊のE767早期警戒管制機だ。国会審議などでは「空中警戒管制機(AirborneWarningAndControlSystem)」の頭文字を取り、「AWACS(エーワックス)」と呼ばれることが多い。

 敵の航空機や巡航ミサイルが日本の領空に近づいてくるのをいち早く察知する。高高度から約800キロの範囲を“視野”に収めることができ、約12時間の飛行で約7200キロを飛ぶ。