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防衛装備庁、先進技術実証機ATD-X(X-2)を報道公開

防衛装備庁、先進技術実証機ATD-X(X-2)を報道公開

ステルス性やエンジンなど将来の戦闘機開発に生かすための技術を検証する(報道公開された先進技術実証機=X―2)

2月中旬に「先進技術実証機」が初飛行。ニッポンの航空宇宙産業の礎に
 防衛省が将来の戦闘機開発に生かすべく開発しているステルス研究機「先進技術実証機(X―2)」が2月中旬に初飛行する。同実証機では、戦後初の純国産戦闘機の開発に向け、ステルス性や高運動性などを国内技術で確立できるか検証する。ステルス性の指標となるレーダー反射断面積(RCS)を極力小さくするため、多くの最新技術が搭載される。

 その一つが機体設計。機体は電波を横に逃がす形状とした。外板の一部もギザギザに接合し、ステルス性を高める。エンジンファンも前方から見えなくし、RCSを抑える。

 一方で複合材を多用し、複雑形状のステルス戦闘機ながら軽量化した。機体の大きさは全高約14×全幅約9×全高約4メートル。F2(約16×約11×約5メートル)よりひと回り小さい。機体は三菱重工業が製造を取りまとめた。製造には約220社が関わっており、エンジンはIHI、主翼や尾翼は富士重工業、操縦席周辺は川崎重工業が手がけた。

 三菱重工防衛・宇宙ドメイン航空機事業部の浜田充技監・技師長は「先進技術を得ることに加え、技術の継承、人材育成が進む。(戦闘機開発の)基盤を絶やさないことが重要だ」と語る。

 機体は3月に三菱重工から防衛省に納入し、17年3月までの1年間で技術の有効性などを検証する。その後、17年度末までに技術の達成可能性を見極め、18年度までに純国産戦闘機を作るかを決める方針だ。