撤去に向け準備が進む、滑走路脇のアシアナ航空機。夜間作業のため周辺に照明が設置された=25日午後8時30分、広島空港
アシアナ航空機が広島空港で着陸に失敗し、乗客らが負傷した事故で、滑走路脇に残った事故機の撤去作業が25日夜、始まった。翌日の運航に支障がないように、26日早朝までに完了する見通し。
広島空港は、機体が事故当時のまま残っていた上、事故で壊れた無線設備が復旧していないため離着陸時の条件が厳しくなっていた。悪天候により欠航が相次いでいたが、機体の撤去により、気象条件が緩和される。
国土交通省によると、事故機は台車に載せ、滑走路南側の草地から、ターミナルビル前の駐機場近くにある草地に移動させる。