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大韓航空ボーイング777、羽田空港で離陸滑走中にエンジン火災

大韓航空ボーイング777、羽田空港で離陸滑走中にエンジン火災

出火し、黒く焼けた跡が残る大韓航空機2708便の左エンジン=東京都大田区の羽田空港で2016年5月27日午後7時5分、竹内紀臣撮影

 319人の乗員乗客を乗せた機体に何が起きたのか。27日午後0時半ごろ、東京・羽田空港の滑走路で、離陸のため滑走していたソウル・金浦空港行き大韓航空2708便(ボーイング777-300型機)の左エンジン部分から出火した。機体を調べた運輸安全委員会によると、出火した左側の第1エンジンには大きな損傷があり、内部の部品がエンジン外側を覆うケースを突き破って飛び出していた。専門家からは、何らかの原因で燃料が漏れ火が広がったとの見方が出ている。

 重大な航空機事故の8割は、離陸時の3分と着陸態勢に入った8分の計11分間に集中し、「魔の11分」と呼ばれる。速度が不十分で機体がなかなか安定せず、パイロットが手動で行う操作も多い。そのため、突発的な事象が起きやすいとされるが、今回も離陸滑走の開始直後にトラブルが発生した。

 元日本航空機長で航空評論家の杉江弘さんは、金属疲労した部品が破断するなどしてエンジン内部が損傷し、燃料が漏れることで火が広がったとの可能性を示した。「映像を見る限り、エンジン後部の排気口に火災の跡はなく、鳥や金属などの異物を吸い込んだ可能性は低い」と話す。