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コロンビアで墜落のサッカーチームチャーター機、事故原因は燃料切れ

コロンビアで墜落のサッカーチームチャーター機、事故原因は燃料切れ

アタナシオ・ヒラルド・スタジアムでの追悼集会

11月28日夜に起きた、サッカー・クラブ、シャペコエンセを乗せた航空機墜落事故の原因は、燃料切れと断定された。
 生存者は「機内の電気が消えた後、急速に墜落した」と証言している。
 選手を乗せていた飛行機はアヴロRJ85型、最長飛行距離は3千キロだが、離陸地のサンタクルス・デ・ラ・シエラ(ボリビア)から着陸地のジョゼ・マリア・コルドバ国際空港までは2985キロだ。
 こうした状況にも関わらず、ジョゼ・マリア・コルドバ国際空港の管制塔は燃料漏れを起こして緊急着陸を要請したヴィヴァ・コロンビア社のFC8170便の着陸を優先させた。このため、事故機は旋回しながら着陸許可を待っていたが、着陸許可が出るまでに約15分かかり、燃料消費に繋がった。

 操縦士は管制塔に対し、21時48分と52分に「燃料が残り少ないので優先着陸させてほしい」とのメッセージを送った。管制塔はFC8170便の着陸後に事故機の着陸を許可したが、操縦士は57分、「電気系統が完全に機能停止、燃料皆無」と連絡。高度低下でレーダー上に機影が映っていなかったのか、管制塔が軌道修正のための指示などを出す間に通信が途絶え、8分後の22時5分、標高2743メートルのエル・ゴルド山に衝突した。
 11月30日はシャペコエンセがアトレチコ・ナシオナルと戦う、スダメリカーナ杯の決勝戦第1試合が行われる予定だったが、同夜、試合が開催されるはずだったメデリン市のアタナシオ・ヒラルド・スタジアムには、収容人数の4万4739人を大幅に超える人が集まり、スタジアムの中と外で盛大にシャペコエンセの追悼集会を行った。地元シャペコー市のコンダー・アリーナでも追悼集会が行われ、市民らがスタジアムを埋め尽くした。
 ブラジルからは急遽シャペコー市長、ジョゼ・セーラ外相も駆けつけ、セーラ外相は涙ながらにコロンビア国民の見せた団結心に謝意を表した。