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東京・調布の住宅地に墜落の小型機エンジン分解、詳細検査へ

東京・調布の住宅地に墜落の小型機エンジン分解、詳細検査へ

小型機破損部分の回収状況(写真:産経新聞)

 東京都調布市の民家に小型飛行機が墜落し3人が死亡した事故は、26日で発生から1カ月となる。事故原因について、総重量の影響などさまざまな可能性が指摘される中、運輸安全委員会は焼け残ったエンジンに注目。警視庁も生存者からの聞き取りを進めているものの有力な証言は得られておらず、全容解明にはなお時間がかかりそうだ。

 安全委によると、事故機は胴体後部を除き、客室や操縦席がほぼ全焼。計器類も焼損が激しかった。ただ、胴体前部にあったエンジンは調査が可能な焼損程度だった。安全委は、エンジンを製造した米ライカミング社と協力し、故障の有無などを調べる方針だ。

 事故原因をめぐっては、搭乗者5人の体重や燃料を含めた総重量、気温34度という当時の気象条件など、複数の要因が挙げられていた。だが、離陸の様子を撮影した映像から、事故機が調布飛行場の滑走路(全長800メートル)の約580メートル地点で離陸していたことが判明。上昇に必要な速度は十分に確保できていたとみられ、安全委は、重量などが墜落に与えた影響は少ない可能性があるとみている。その上で、重視する調査対象は「エンジン関係」と強調する。

 安全委や警視庁調布署捜査本部はこれまでに、生存している搭乗者3人のうち2人から聴取したが、事故原因につながる有力な証言は得られていない。