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ロシア・コガルイム航空のエアバスA321がエジプトで墜落

ロシア・コガルイム航空のエアバスA321がエジプトで墜落

エジプトのシナイ半島に墜落したロシアの民間航空機の機体の一部=AP

 【カイロ秋山信一、モスクワ真野森作】エジプトのシナイ半島で10月31日に起きたロシアの民間航空機(乗客・乗員224人)墜落事故で、エジプト当局は墜落現場から163人の遺体を回収した。また、飛行データを記録したブラックボックスを発見し、分析作業に着手した。イスマイル首相は31日午後に墜落現場を視察し、事故原因の究明を急ぐ考えを示した。

 墜落の経緯を巡って、政府系紙アルアハラムは、事故調査委員会のトップが「操縦士が技術的な問題を管制当局に報告し、ルート変更を求めていた」と述べたと報道。一方でカマル民間航空相が31日の記者会見で「乗員から救難要請はなく、交信も正常だった」と説明するなど情報が錯綜(さくそう)している。

 また、露テレビ局NTVは、墜落機の副操縦士の元妻の話として、副操縦士が出発前に娘と電話で会話した際、「機体の状態があまり良くない」とこぼしていた、と報じた。

 またシナイ半島を拠点とする過激派組織「イスラム国」(IS)の分派が31日、シリアでの露軍の対IS空爆に対する報復措置として「ロシアの航空機を墜落させた」と主張する声明を出したが、イスマイル首相は「IS分派に高度9000メートル超の航空機を攻撃する能力はない」との専門家の分析を根拠に懐疑的な見方を示した。