ef81hokutosei.way-nifty.com > 航空事故

東京・調布で墜落事故機の離陸性能

東京・調布で墜落事故機の離陸性能

 東京都調布市の住宅街に小型プロペラ機が墜落し、8人が死傷した事故で、事故機は離陸後、安全に上昇できる速度の80~91ノット(時速約148~169キロ)に達しないまま70ノット(同約130キロ)以下となり、墜落した可能性が高いことが航空関係者への取材でわかった。

 事故発生から9日で2週間。原因は、エンジントラブルや機体の重さなどが指摘されているが、事故機の機長の知人は「無理な操縦をする人ではない」と話しており、いまだ多くの不明点が残されている。

 「離陸後すぐに警報音が鳴った。身構える間もなく落ちた」。墜落した「パイパーPA―46―350P」の同乗者で重傷を負った3人のうちの1人は、警視庁の事情聴取にこう話した。

 事故機には、機体が浮き上がる力を失う失速状態になる速度に近づくと、警報が鳴る装置があり、同乗者が聞いたのは失速警報とみられる。航空関係者や同型機の操縦マニュアルによると、事故機が安全に上昇できる速度は、揚力を増す主翼の「フラップ」を使用すると80ノット(同約148キロ)、使用しないと91ノット(同約169キロ)。失速速度の70ノット(同約130キロ)前後に低下した時に警報音が鳴ったとみられる。