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東京・調布の住宅地に小型飛行機墜落 地上の1人を含む3人死亡

東京・調布の住宅地に小型飛行機墜落 地上の1人を含む3人死亡

墜落した小型機の尾翼部分をトラックの荷台に積み込む関係者ら=東京都調布市で2015年7月29日午後2時34分、本社ヘリから

 東京都調布市の住宅街に小型飛行機が墜落し8人が死傷した事故で、この小型機が2004年に北海道の空港で事故を起こした際、エンジンを支える土台のエンジンマウントやプロペラなど複数の部品を損傷していたことがわかった。損傷した部品は交換したが、エンジンは交換せず、補修して使用を続けていたという。国の運輸安全委員会は機体の整備状況などを精査し、墜落事故との関係性を調査する。

 事故機は定員6人の小型機「PA46-350P型」。04年10月、別の機長の操縦で札幌市の丘珠(おかだま)空港に着陸する際、いったん接地したあと、バランスを崩したため着陸をやり直そうとして失敗し、滑走路脇の草地に前のめりになる形で止まった。

 プロペラが大きく変形したほかエンジン部分に近いエンジンマウントや防火壁も破損、変形した。今回の墜落事故後、国土交通省が事故機の管理会社「日本エアロテック」に確認すると、破損、変形した部品は交換していたが、エンジンそのものは交換せず修理したことが判明。修理後の05年6月、車検に相当する国の年1回の「耐空証明検査」に合格して飛行を再開。その後も毎年、検査に合格していた。

 国交省によると、事故機が積んでいた種類のエンジンは使用時間が2000時間に達すると、分解して整備しなければならない。事故機は今年5月1日に耐空証明検査を受けたが、その際のエンジン使用時間は983時間で、比較的余裕がある状態だったという。